2006年01月13日

RC Fatalの切削メインギヤ(その2)

さて今度は、ノーマルギヤからワンウェイベアリングの取り出し方法と切削ギヤへのパイプ・ワンウェイベアリングの挿入です。

内径10ミリ外径10ミリのパイプを長さ20ミリぐらいにカットします。
内径10ミリパイプは、切削ギヤへ打ち込む12φのパイプと同じです。
外径10ミリは手持ちの関係で真鍮製ですが、アルミでよいです。
9φなら切り込みはいりません。

切断に自分はパイプカッターを使いました。(切断面は内側に潰れますが今回は問題なし。)
片側を紙ヤスリで平面に軽く削ります。
アルミパイプは、内側のバリも落とします。
金鋸で切断した場合は、両方とも直角かつ平行になるように仕上げます。
(これが重要です)

g3_01.jpg

このパイプに切れ目を入れます。
アルミアングルに「荷造り用クロスカットテープ」(手で簡単にちぎれるタイプ)で1回巻き固定します。
そのままテープの上から切り込みます。大体真っ直ぐでよろしい。

g3_02.jpg

次にM5の長いボルトか、全ネジボルトと平座金・ナットを準備します。
自分はSUS(ステンレス)製を使いました。後々治具に使うことを考えると錆が出ないので良いかも…
座金とナットにも裏表があります。

g3_03.jpg

ノーマルのギヤです。
ワンウェイベアリングの刻印に注意します。回転方向が書いてあります。
挿入の際に間違わないように写真記録です。

g3_04.jpg

これに内径10ミリのパイプをはめます。
平らに仕上げた方をギヤ側にします。

g3_05.jpg

次はいよいよ抜き取りです。
写真のようにボルトに入れますが、ワッシャーとナットは通常とは逆に縁が丸い方を内側に使います。
この方が平行がでますし回すのが楽になります。
それと広がり防止に細い針金を2、3回巻き付け縛りますが、探すのが面倒で「インシュロック」(ケーブルタイ)で縛りました。
g3_06.jpg

やっぱり「インシュロック」では真鍮パイプ側が開いてしまいました。(^_^;)
アルミパイプ側は持ちこたえました。
パイプに切れ目を入れるがミソです。
ワンウェイベアリングは、マイナスドライバーを差し込んでひねる様に回せばパイプが開いて簡単に取れます。

g3_07.jpg

そこで手元にあった電気工事用の「リングスリーブ(大)」です。
大・中・小と3サイズありますが、(大)を使います。銅に錫メッキなので相手に傷を付けず理想的?
ホームセンターの照明・配線器具などのコーナーにあります。

9φのパイプなら問題はありません。中心を合わせるだけです。

g3_08.jpg

センターずれに注意しながら、スパナでゆっくり回せば簡単に取れます。

g3_09.jpg

次は、切削ギヤにパイプの圧入です。

パイプは入れる側の外側の角を45度ぐらいで、クラフトナイフやヤスリなどで落します。
前回の様に10φのドリルに入れると、ドリルの底の角は45度ですので目安になります。
削るのは、パイプ厚みの4分の1ぐらいでしょうか。
その後1000番ぐらいの紙ヤスリで仕上げて下さい。
これを怠ると、ギヤ穴の内側をノミのように削ってしまいます。

3o厚のアクリルなどに5φの穴を開け写真の様に台に乗せます。「滑り止めシート」もはさんでおくと滑りません。
座金・ナットは、先程のように普通と逆です。

g3_10.jpg

下側は、このようにスパナをテープで貼り付けますと落ちませんし、特に手で押さえなくとも共回りはしません。

g3_12.jpg

これからがノウハウです。
軽く手でナットを締め付けた状態から、ボルトを持ち上げるようにしてガタ分だけ外側に傾け、グリグリと回しながら味噌すり運動します。

g3_13.jpg

そうすると、あら不思議!垂直に差し込まれます。
(パイプが平行にカットしてあれば当たり前のことですが。)
再度ボルトのセンターを出しナットをスパナで締め付けます。
写真は小さい座金を2枚使用しています。
ボルト・ナットと座金の間にオイルを差すと回しやすくなりますが今回は使用しませんでした。
ギヤを手で押さえて、上のナットをスパナでゆっくり回します。

g3_14.jpg

きつくなったところで終了です。(締めすぎないように途中で確認した方が良いでしょう。)

g3_15.jpg

挿入完了です。(ピンぼけ画像ですみません。)

g3_16.jpg

次は同じようにして、ワンウェイベアリングの挿入です。
回転方向があるので注意!(前のノーマルギヤ写真を参照の事。)
今度はグリグリしません。ボルトの垂直(ベアリングのセンター)を確認しながらナットを回して締め付けます。

g3_17.jpg

圧入完了です。(これもピンぼけ。。。)

g3_18.jpg

平面精度を確認して見ました。ワンウェイをロック側にした状態で確認します。
かなりの精度がでています。
ただし、ワンウェイベアリング自体の精度がゆるいのでフリー状態では結構ガタは出ます。

g3_19.jpg


【おまけ】
アラインの新製品が入手出来たので、セカンドギヤからシャフトホルダーを抜きブルーのセカンドギヤに同じようにして圧入してみました。

g3_20.jpg

切削ギヤと組み合わせたところです。

が。。。とんでもない(^_^;)

g3_21.jpg

羽部分の1カ所で平面のゆがみが顕著です。買わない方が良かったかな?
芯ぶれは組立てないと確認出来ませんが…
ここも切削ギヤで行きたい処です。

posted by かんぼ at 22:30| Comment(3) | TrackBack(0) | T-REX
この記事へのコメント
Alignの青のギアですが、装着&テスト終了しました。ギア自体のゆがみは従来品並ですが、テールドライブギアアッセンブリーの精度がかなり良かったです。
テールドライブギアについては、MH製のCNC切削ギアよりもアッセンブリー全体の精度は高いと思います。(主な理由は金属プーリーですが)

このため、非常にスムーズに静かに回転します。テールローターのバランスもラフでOKですし。ジャイロ感度も5%上昇しました。
しかし、2600-2700rpm以上の高回転じゃないと逆効果なのも確認しました。まずは報告まで。
Posted by mamu at 2006年01月24日 14:11
mamuさん今晩は。
早速のテストならびにご報告有り難う御座います。
メインローターを高回転で回して使用する場合は有効な手段のようですね。
ピルエットの回転ぐあいはどうでしょう。
ラダーがノーマルストローク(リンケージ)でも良く回るのかな。
Posted by かんぼ at 2006年01月25日 00:07
どれほど高速なピルエットを望むかにもよりますが、私の場合は、フライトモード毎のD/R変更だけで対応できました。これで、560度ストールターンのようなさほど早くないピルエットは当然ですが、270度+逆450度ピルエットのストールターンなども変更前と同じように出来ました。この程度だと、標準のストロークでも大丈夫のようです。

ただし、Alignの樹脂製のテール両引きシステムは渋いので、削り込んで使ってます。このへんのところも、かんぼさんがどのように対応されるか、楽しみにしています。
Posted by mamu at 2006年01月25日 10:51
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