2006年01月11日

ハイペリオンのテールケース(その2)

取れてしまった、耳の部分ですが反対側も切断しちゃいます。
替わりに、垂直尾翼の取り付けも兼ねたバンドをアルミ材から作ります。
端が16φ内側が15φなので0.5ミリの段差を付けねばなりません。

厚さ10ミリのアルミ材に15φの「ノスドリル」で途中まで穴を開けます。
残り5ミリぐらいかな〜。
位置はアルミ材が大きいので、おおよそ真ん中で宜しい。
どうせボール盤で一発で大穴開けてもセンターは出ません。
開いた穴を基準に切り出し寸法を決めます。

TC1-1.jpg

次に16φ「超硬ホールソー」で先に開けた穴に深さ4ミリで掘り下げます。
ゆっくり下げると、自ずとセンターが出ます。

TC1-2.jpg

また今度は15φの「ノスドリル」で穴を貫通させて穴開けは終了です。

TC1-3.jpg

使った「ノスドリル」と「超硬ホールソー」です。

TC1-4.jpg

次に開けた穴を基準にケガキ線を入れ切り出します。
切断は金属用チップソー(ステンレス用)を付けた切断機を使用しました。(そのうち写真Upします。)
普通の切断砥石では、アルミが溶けてかなりのバリが出ますが、チップソーはきれいに切断出来ます。それでも少しは溶けますが…
切断面を紙ヤスリで磨きました。

また、テールケースは残った片側の耳も取り去り、「リューター」もどきで削ってあります。

TC1-5.jpg

「超硬ホールソー」で開けた穴が芯ブレのため多少大きめに開いたので、段差が0.5ミリより大きくなっています。
そこで15φ側を、例の「クラフトナイフ」を「キサゲ」に使い削ります。
ヤスリではダメです。大抵削り過ぎます。

※「キサゲ」を知らない方は、ぜひ検索先の各リンクページをご覧下さい。
 ものづくりの匠の技があります。精密機械の基準面となる技術です。
 この技術無しでは、CPUなど精密電子部品も作れません。
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B2&start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox&rls=org.mozilla:ja:official

TC1-6.jpg

削っている処です。
くれぐれも怪我のないように、少しずつ慎重に作業して下さい。


TC1-7.jpg

「リューター」もどきに使った、モーターとピンバイスです。
プロクソン・ドレメル等のリューターがあれば良いのですが、自作も出来ます。
電動カーなどのノーマルモータをお持ちの方にお勧めです。
超小型ドリルも作れます。

シャフト径により各種サイズがあります。エンジニアの製品です。
この会社の工具には、便利な物が色々あります。
お勧めのメーカーの一つです。ホームセンターで在庫がなくとも取寄せできるはず。
どこのホームセンターでもこの会社の商品は見かけます。

http://www.engineer.jp/index.html

電源に自分は電圧可変出来る安定化電源を使いましたが、ニッカド電池でOKです。
使った先端工具はリューター用です。ちょっと太めでしたが…
また削る際は、必ず保護めがねを着用の事。

TC1-8.jpg

まだ余り部分をカットしていませんが、1.6φのドリルで下穴を開けM2のタップ加工してあります。
2個は予備穴で、Ω型の金具を作ってビス止めすれば、さらに強力に締め付けられます。

アルミにタップを立てる場合は特に注意が必要です。さらに今回はM2と細いので細心の気配りを。

ボール盤に1番タップを取り付け、手回しで半分ぐらいの深さまで全ての穴のタップを切ります。
少し回したら戻しての繰り返しで進めます。CRCなどのスプレーオイルを差すのもお忘れなく。
終了したら今度は2番タップをタップホルダーに取り付けて今度は手でもって作業します。
こうすれば、タップが真っ直ぐに入ります。

タップ立てが終了しました。スペーサーは、昔のミニ四駆のパーツに丁度のがあったので使います。

TC1-9.jpg

余り部分を切り落としていませんが、完成したイメージです。仮組してみました。

TC1-13.jpg

posted by かんぼ at 21:27| Comment(2) | TrackBack(0) | ARK X-400
この記事へのコメント
まさに名人芸の職人技ですね。工具もいろいろお持ちですが、工作のアイデアもすばらしい。取れた耳をどうしてくっつけるか・・と思っていたのですが、半円の耳付きホルダーを新しく作るのですね。
 段差をつけた穴のあけ方、タップの立て方など大変参考になりました。それと「キサゲ」は知りませんでした。私も工作好きで・・かんぼさんとは比べものになりませんが、いい勉強になります。
Posted by sugi at 2006年01月12日 17:50
sugiさんレス有り難う御座います。
やっぱり、レスが付くと大変励みになりますね。

穴あけの際、ベタバイス(平形万力)で固定するとほとんどブレませんが、センター出し作業が面倒で…
今回は手で固定して作業したためホールソーがブレてしまいました。
そのため職人技?的な作業が増えました。(^_^;)
最近はこんな面倒な工作はしてませんでした。
フライスで削れば綺麗で正確かつ早いですから。

昔覚えた知識を披露しているに過ぎませんがホームセンターあたりで入手出来る材料・工具を使ってどこまでやれるか挑戦です。
Posted by かんぼ at 2006年01月12日 23:40
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